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canicule (la) [フランス]

canicule (la) カニキュール 酷暑

 今年もこの季節がやってきました!「猛暑」というより「酷暑」という訳がぴったりの単語です。

 2003年には、”Canicule”が原因で推定1万人以上の老人がフランスで死亡したと言われる。(スイスやベルギーもあわせれば2万人との説も)若い人もふにゃふにゃ状態。クーラーはリゾート地でも設置していな施設が多い。「夏のパリ、社交界のリゾート」と呼ばれるドービル(Deauville)も客が減少して、なぜか超庶民的リゾートの北アイルランド、ポートラッシュ(Portrush)にハイソでセレブな人々が集まるという始末。(その頃ちょうど、田舎物づかは北アイルランドでサマーバカンスしていたので人の多さにびっくり!)
 と、どんな暑さか?というと、実際は昨今の東京の暑さ+湿度(38度くらいになる)に比べれば、まだましなほう。

 ではなぜ、フランスでそんな死者が出てしまったか?というと、答えは簡単。クーラーが普及していないから。日本はクーラーあるのが当たり前だからいいけど、なければ、死者うじゃうじゃ出てまっせ。昔、生活保護受けてた老人が、クーラー設置したら、「贅沢だ」と当局に指摘され、生活保護支給打ち切りということがあったけど、今そんなことしたらお役人さん、逮捕されるでしょうな。

 で、フランスに話しを戻して、2003年の”Canicule”で、与党は何も対策取らなかったということで、後に保健担当相は更迭、今年(2005年)から、酷暑対策費用を捻出するために6月の(聖霊昇天祭の翌月曜の祝日)は国民連帯勤務日となった。早い話、休日返上で仕事せい!ということで、労組が怒るしといろいろ尾をひいている。そんな2005年、早くも30℃を超える猛暑の日もあり、今年も”Canicule”となる予感が・・・。

 でもフランスでのクーラーの普及は相変わらず進んでいないよう。特に老人はクーラーが元で悪い空気が蔓延して感染症が広がるのでは?との懸念というか迷信もあるようで、いまひとつ信用されていない。結局、日陰で昼寝を十分取るという対策が流行っているらしい。

 ちなみにこの2003年。酷暑と雨不足もたかって、ブドウは不作。でも生き残ったブドウは質が良いらしく、ワインの当たり年との噂もあり、貴重なワインとされている。(実際には地域によって味にばらつきがあるようだけど)

 まあ、今年の夏にヨーロッパ、特にフランス方面に行く人はクーラーのない酷暑を覚悟して行ってください。


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