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manifestation (la) [フランス]

manifestation (la) デモ マニフェスタシオン

 この単語はフランス旅行サバイバル単語のひとつ。知ってないと旅行が台無しになってしまうことも。発音からすると、最近,日本の選挙の時に登場するようになった「マニフェスト」=行動公約とはちょっと違う。(動詞形が「manifester」=表明するなので,そういう意味もあるにはありますが)

 よく使われるのは,「デモ」の意味。日本ではあまり見かけなくなったけれども,フランスでは今でも何かにつけて,デモが行われる。労組主催が多いので左派政権の時には比較的少ない。労組以外でもあらゆる団体,与党が音頭取りをして,暴力反対や他国との連帯を示すために行われることがある。パリはただでさえ,交通量が多いのに,デモがあると平気で20分くらいは通行止め。デモは1区から4区あたりで行われることが多く,この辺りはすなわち,観光地が目白押しのところだから,パリに行ったことがある人はいちどは何がしかの"manifestation"を目撃したことでしょう。たとえば、有名な日刊紙フィガロ(Le figaro)のパリ面を見ると,市内でその日市内でどこで道路工事が行われてるかとかの他にどんなデモがいつあるかも書かれているのがデモが日常化している証拠。
 "manifestation"で多いのは何かの法案反対,予算削減反対。また,フランスらしいのは,「連帯デモ」。誰かが人種差別の暴力の被害にあったり,外国でのテロで被害を受けた人がいると,そういった暴力に反対して,被害者に同情するデモとでも言ったらいいでしょうか。この種のデモは左派右派合同で行われることも多い。

 また,「示威行動」という意味もあります。これは何か?というと,よくあるのが,線路を占拠してしまって,列車の運行を不可能にするやつ。あまりパリ近郊でされることはありませんが,地方都市へ鉄道で移動しようとするときに思わぬ被害に遭う事も。じゃあ、道路なら大丈夫かと言ったら、もっとやばい。トラック労組が高速道路を封鎖したり、最近は、農業者団体がトラクターで道を占拠することもある。いちどだけ、ブルターニュのほうでそういった光景を目にしたことがあったが、火が燃えさかっているので何事かと思ったら、行動に参加してる人たちが、寒さしのぎとスープを作るために道の真ん中で焚き火をしていた。被害者(?)の通行者の人たちもあきらめ顔で、中にはスープにありつくひとも。せっぱつまった行動というよりのんびりした光景。ただ、何かを主張するという決意みたいな雰囲気はただよっている。不思議な空気。

 もしフランス滞在中に"manifestation"に出くわしてしまったら、フランスらしい情景を見たと思って、あきらめて、旅行日程の変更を考えましょう。


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