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solidarite (la) [フランス]

solidarite (la) 連帯 (最後のeにはアクサンテギュ「’」がつきます)

 日本ではあまりなじみがないというか,何か学生運動や労働運動じみていると思われがちな単語であるが,フランス人はよくこの言葉を使う。特に右派も左派も政治家が。今までとりあげたmanifestationgreveにも関わるキーワードであると同時にフランス人の国民性の一端を表している単語でもある。

 大きくわけて、フランスでは2つの意味を持っている。ひとつは「他者の悲しみや苦しみを分かち合う」こと。まあ同情(la sympathie)に近いニュアンスでしょうか。
 これはシラク現大統領の戦術かもしれないが外国で何か大きな災難が起きると、すぐに国民向け大統領演説が行われ、自国民に被害者への「連帯」を訴える。今はアメリカ合衆国とやや冷たい関係だが、「9.11」の時もまっさきに連帯を示したのはフランスであった。その時のどっかの国みたいに官房長官が「大本営発表」みたいな談話を発表するだけの対応とは大違いである。たとえば、昨今の南アジア大津波、2004年3月11日のマドリッド列車テロなどの惨事の時はヨーロッパ全域で黙祷が行われたが、ヨーロッパでいちばん徹底して行われたのは(3月11日の場合はスペインを除けば)、フランスであったらしい。街には教会の鐘が鳴り響き、フランス新幹線TGVの出発も遅れ、主要テレビ局やラジオ局は黙祷の時間は音楽を流すだけ。ほぼすべての活動が停まってしまう。

 もうひとつの意味は「共同体」とか「社会で一緒に行動すること」
たとえば「Pacte civil de solidarite」。これは法律の名前で、日本語訳にすると「民事連帯契約」と訳される。何かというと実は、カップルがこの届け出をすることによって、結婚したのと同様の民事、社会上の優遇を受けられる法律。これまた、日本語の法律で使われる「連帯保証人」とかちょっとニュアンスが違う。

 日本語では「連帯責任」というわかったようなわからないようなことを、美徳というか脅しとして教え込むせいからか、「連帯」が潜在的にマイナスのイメージでしか潜在的にとらえられなくなっているからあまり「連帯」という言葉が使われず、ひいては「他者の悲しみや苦しみを分かち合う」ことに疎遠になっているのではとも思う。(当然、新潟の地震とか大津波で「連帯」はあるものの、まだあまり全国民的な動きでなく他人事のようにしてるひとも多いような気がするのはづかだけでしょうか?)


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